第58号 (平成19年9月5日)
『煩悩とお念仏』

 気象台始まって以来の気温に北海道も、うだるような、暑い日が続いた。三十四度と聞いて余計に汗が出てくる。将にお盆参りの最中であったから堪らない。

 人間の心は「摩訶不思議な世界」である。一つに自己中心的で、二つに排他的で、三つに絶望的でもある。この三つはどれも自分にとって都合が良いか悪いかだけのことである。
 又絶望する現代人の行動の一つに「自殺」がある。一年間に交通事故の犠牲者の三倍以上で三万人以上にもなる。絶望してはいけないとお釈迦さまは教えられている。自殺などしたら人間生まれてきた甲斐がない。
 以前見た掲示板に『「生まれて良かった」この言葉を仏さまは聞きたいのだ、まず聴こう…アミダさまに』
 仏教では「無知の知」という。人間は迷いの深いもので、迷っている自分が分からない。この迷いの深さと大きさに気が付かせて戴くのが仏さまの教えである。

 「歎異鈔」の九章に「煩悩の所為」という言葉が二度でてくる。煩悩の所為とは、汚れた心・怒り・腹立ち・そねみ・ねたむ心のしわざとある。
 聖人は「さるべき業縁のもよおさばいかなるふるまいもすべし」(歎異鈔)に仰せられている。
 聖人は人間の心の奥底を掘り下げられて、罪悪深重、煩悩熾盛の凡夫と頷かれているのである。まさに惡人の自覚であった。

 しかし、この止めど止むことなき煩悩の奥底に阿弥陀さまの本願が念仏となって具現し、凡夫の心を支えて、堅い信念となり、他力の念仏となったであろう。「一、弥陀の誓願不思議にたすけられまいらせて、往生をばとぐるなりと信じて、念仏もうさんとおもいたつ心のおこるとき、すなわち摂取不捨の利益にあずけしめたもうなり」(歎異鈔)と有難く戴くこの頃である。

 阿弥陀さまの本願を信じ念仏を申す一念に往生は決定していると確信なされたお言葉である。頼もしい限りであり、有難いことだ。
 ご門徒の皆様と共々にお念仏のある家庭生活を、おもいやりと和顔愛語で暮らしましょう。

 9月16日(土)から19日(火)迄報恩講が厳修されます。報恩講とは親鸞聖人90年の御生涯の御遺徳と、易く浄土往生させていただく道を、あきらかにお示し下された親鸞聖人の御恩徳に感謝し、お勤めするものです。
 私達の先祖・祖父・祖母・父・母が大切にされてこられた報恩講は真宗門徒にとりまして何よりも大切な法縁であります。この尊い御勝縁に、亡くなられた方を通じてご先祖のお心を偲びつつ、本願念仏に偶う良き縁とさせていただきましょう。
皆様お揃いでお繰り合わせてご参詣・ご焼香・ご聴聞下さい。

特別永代経とは御檀家の皆様から特別に墾志金を戴き、亡き方のご法名を永代に本堂にまつり、永代に読経することを言います。
 春、秋の両彼岸と六月の特別永代経、九月の報恩講。御本山より御連枝殿の御参向を賜り、厳修されます。同封の法名札に御志納を添えてお申し込み下さい。この尊い御勝縁に是非お参り下さい。尚近年物故者追悼法要に当たる方には重複の案内となりますのでご了承下さい。
 

 来る9月18日午後6時より慧林寺本堂において、門信徒物故者追悼法要と近年物故者追悼法要を厳修致します。ご家族お誘い合わせて、ご参詣ご焼香戴きますよう御案内申し上げます。尚、近年物故者追悼法要(平成10年度から平成20年8月末日までに亡くなられた方のご遺族様には、故人の法名記入札とご案内状が同封しております。当日迄に、法名札と御志納金をご持参の上、お申し込み下さい。
 法要後に記念講演が御座います。講師の先生は、元カリフォルニア州立大学教授、東本願寺国際仏教研究所所長、多度志町永教寺住職、松永大元先生のお話がございます。とても有意義なお話をお聞かせ戴けると思いますので是非沢山の皆様にご縁をいただきますよう重ねてご案内申し上げます。

真宗門徒にとりまして何よりも大切な法会であります報恩講が厳修されます。御檀家の皆様には大変厳しい状況の中、なにとぞ報恩講志納入にご理解、御協力をお願い致します。また、今回は第三世坊守一周忌法要のため一戸平均 壱萬円の御志納をお願い致します。納入には、地区の役員様が集める場合と寺か僧侶に預ける場合、又役員も僧侶も御伺い出来ない御檀家様には郵便振替用紙を同封しております。すでに頂いております皆様には重複をお許し下さい。

■平成19年度 婦人会報恩講及び婦人会員物故者追悼法要と総会■
  ご 案 内
 日 時  10月30日(火)
 始 経  午後1時より
 御法話  御住職様 一席
 総 会  法話終了後
 お 斉  1階大ホールにて午前11時半より12時45分まで
 婦人会報恩講及び会員物故者追悼法要と総会が上記の日程で厳修されます。追悼法要では、ご生前、会員の為にご尽力下さいました方々のありし日を偲び、御参詣・御焼香致しましょう。皆様のお参りをお待ちします。
敬 弔ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 故 二間瀬  百合子  様
 故 米 永  豊 子  様
 故 塚 本  ト キ  様
 故 多 田  ハ ル  様
 故 本 間  美 和  様
 故 柏 浦  ナツ子  様
 故 竹 道  マツエ  様
 故 下 村  和 子  様
 故 森 田  ミサヨ  様
 ご生前に賜りました御功労に感謝し哀悼の意を表します
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※10月25日の婦人会定例法要は休みです。

日時 10月26日(金)
   慧林寺午前9時出発
費用 無料(賽銭程度)
人数 29名迄(定員になり次第〆切り)
 バスにて量徳寺の報恩講に参詣し寺にてお斎を戴きその後、小樽の市場に立ち寄り、午後4時半頃に帰寺予定です。どなたでも参加できますお申し込みをお待ちしてます。
 去る7月5日は、天候に恵まれ、バスは可愛らしい高山植物が咲きほこる夏の旭岳へ。すがすがしい青空の下、101人乗りのロープウェイに乗り、一気に山頂付近へ、目の前に広がるのは、ごつごつした岩肌と、あちこちに咲く色とりどりの小さな高山植物、そして白い煙をもうもうと吹き出す黒岳の雄大な姿でした。
 下山後は、羽衣の滝で有名な、天人峡で昼食をとり、食後に美しい滝を眺め、帰りはパッチワークロードなど美瑛をめぐり、夕方頃、無事にお寺へ帰りました。
 見所いっぱいの楽しい一日に感謝です。
予定
9
9
定例法座(吉峯教範師)
10
定例法座(吉峯教範師)
13
おみがき(9時より)
16〜19
宗祖親鸞聖人報恩講
20〜26
秋彼岸永代経
10
9
定例法座(木村映了師)
10
定例法座(木村映了師)
25
婦人会定例法座は休み
26
量徳寺報恩講
30
婦人会報恩講及び総会
11
9
定例法座(中村尊師)
10
定例法座(中村尊師)
23〜28
本山東本願寺報恩講
25
婦人会定例法座(未定)
秋彼岸

○秋彼岸入り  9月20日より
○秋彼岸中日   23日
○秋彼岸明け   26日まで
 慧林寺では、秋彼岸法要を一週間にわたり、午後一時よりお勤めが始まり、その後、石川県よりお越しの布教の大家、吉本寿寛師の布教がございます。
 先に往かれたご先祖を縁として本願念仏のお経に遇いましょう。
 尚、彼岸一週間は、納骨堂に僧侶が控えております。朝八時〜夕方六時三十分迄

 先日「親鸞聖人七五〇回御遠忌記念事業の趣意書」の文中総代のお名前の所に間違えがありました。謹んでお詫びと訂正をお願い申し上げます。文中花田政雄→花岡政雄に訂正させていただきます。花岡総代には大変ご迷惑をお掛けいたしました。心からお詫びを申し上げます。

過去の「慧林寺だより」はこちらからご覧になれます。
第57号
第56号
第55号
第54号
第53号
第52号
第51号
第50号
第49号
第48号