第69号 (平成22年6月5日)

『晩年の宗祖親鸞聖人』

 宗祖親鸞聖人は六十歳の頃、関東のご同行と別れ生まれ故郷の京都に帰られた。
帰京された聖人がなされたことは「教行信証」の完成であり、又多くの書物をお書きになられた。その述作は晩年に及んでも素晴らしい精神力である。殊に三帖和讃の「正像末和讃」は康元二年(八十五歳)二月九日の夜、「弥陀の本願信ずべし 本願信ずる人はみな 摂取不捨の利益にて無上覚をばさとるなり」という夢告を得て、その感激から製作された和讃である。
 その題名が示すように末代濁乱の時代を悲しんで、如来に遇えることを感謝して自力聖道の菩提心の感じがたきことを知って、弥陀願力の無窮なることを賛嘆するのである。
 「無明長夜(むみょうちょうや)の灯炬(とうこ)なり
  智眼(ちげん)くらしとかなしむな
  生死大海(しょうじだいかい)の船筏(せんばつ)なり
  罪障(ざいしょう)おもうとなげかざれ」 (正像末和讃)
 この御和讃の心は、『方等大集経』に、「百年の闇室も一燈能く破る」とあるように、ひとたび阿弥陀仏の願力を信ずれば、久遠劫来の迷いの闇を晴らして往生成仏せしめられるから、決して我が智慧の眼の暗いことを悲しむには及ばない。又阿弥陀仏の願力は生死大海の船筏であって、如何なる重い罪障のものでも、涅槃の岸に乗せて渡してくだされるから安心して心配ありませんと私共に懸けられた心である。
 聖人が晩年に及んでますます心の闇を探求し続け、そこに念仏の大道をさらに新たに信樂されている姿を感じ伏し拝むばかりである。
 弘長二年、十一月二十八日、親鸞聖人は九十歳の高齢を以てこの世を去られ、安養の浄土へ還化なされた。

『お寺のパンフレットができました』

親鸞聖人七百五十回忌の記念事業として皆様にご協力頂き「新慧林寺会館」が完成されました。
 地下に新たな納骨堂や寺の案内も兼ねたパンフレットが出来上がりました。御法事等、大いにお寺をご利用下さい。又、墓や納骨堂でお困りの方がおられましたらご紹介下さい。

 
不可避な人生

 最近無差別的犯行の事件が多くみられます。犯行動機はとくになく、強いてあげるなら人生の苦に対する反発と思えます。これは何とも身勝手で、自分にしか苦がないと思っているのでしょうか。
 釈尊は、「世の常の人々は避けがたきことにつき当たり、いたずらに苦しみ悩むのであるが、仏の教えを受けた人は避けがたいことを避けがたいと知るから、このような愚かな悩みを抱く事はない。」と説かれました。
 人は誰でも老いや病気や死など、どうしても避けがたい事実にいずれ直面するでしょう。目の前の事実を「避ける事の出来ない当たり前のこと」と受け入れることこそ安らぎの道であると教えられています。
 そもそも苦しみや悩みというのは、自分の思い通りにならないから生まれるものであり、自分の思い通りならないなら、その思いを変えてみるのも良いのではないでしょうか。つづく (F)

お盆詣り日程表
8月
地  区
1日(月) 北広島・恵庭・江別・岩見沢
2日(火) 手稲区・石狩市・西区
3日(水) 厚別区
4日(木) 中央区
5日(金) 白石区(東札幌・菊水・川下・川北)
6日(土) 東区
7日(日) 北区
8日(月) 豊平区(月寒西・東・中央)
9日(火) 豊平区(平岸・旭町・水車町・中の島)
10日(水) 南区
11日(木) 豊平区(豊平)
12日(金) 豊平区(美園)
13日(土) 納骨堂
14日(日) 豊平区(西岡・福住)
15日(月) 清田区
16日(火) 白石区(栄通・中央通・平和通・本通り・本郷・南郷・北郷)

お盆参りは8月1日より20日まで全檀家のお宅へ、地区ごとに左記の日程にて、お伺い致します。
毎月、ご命日にお参りしてます御檀家様も、8月は『お盆参り』として日程の通りにお伺いしますので宜しくお願い致します。尚、八月に祥月命日に当たる御檀家さまにはご命日の日にお伺い致します。七月に入りましたらお盆の日程のハガキを送ります。ご都合が悪い御檀家さまは十七日〜二十日迄を予備日として設けておりますのでどうぞご相談下さい。
尚八月二十六日〜三十一日迄、慧林寺は休ませていただきます。但し臨時法要等はお参り致します。
 ご理解、ご協力よろしくお願い致します。

予定
6
9
定例法座(竹橋 尚師)
10
声明講習会/定例法座(竹橋 尚師)
22
全道婦人大会 於 佛現寺
25
婦人会定例法座はお休み
7
婦人会主催レクリエーション
9
声明講習会/定例法座(新保 宗之師)
10
定例法座(新保 宗之師)
25
婦人会定例法座(未定)
8
1〜20
在家盆詣り
9
声明講習会(自習)/定例法座(木村 映了師)
10
定例法座(木村 映了師)
10
おみがきのお手伝い
25
婦人会定例法座は休み
26〜31
休み(臨時法要のお参りはお伺いします)

報恩講は親鸞聖人のご命日の法要であり「阿弥陀仏の本願を信じて念仏申さば仏となる」と易く浄土往生させていただく道をあきらかにお示しくだされた聖人の御恩徳に感謝する法会です。私たちの先祖先達が大切にされてこられた報恩講にご家族おそろいでお参りください。
 慧林寺に於いては、九月十六日〜十九日の四日間、各地より大勢の御法中の参勤のもと、真宗門徒にとりまして最も大切な報恩講が厳修されます。御檀家の皆様には、大変厳しい経済状況の中、恐縮ですがご協力宜しくお願いします。何とぞご理解、ご協力お願いします。


不可思議なご縁に

去る二月、多度志永教寺のご住職松永大元師が死去sれました。(昨年九月の物故者追悼法要の法話でお話しくださった先生です)病院に大元先生を見舞った際、「治そうと頑張っては来たけどこの後のことは、阿弥陀さまにお任せ」とお話しされた中に宗教人としての信念を感じました。最後に握手すると「羽部さんの手は温かだね」と坊守様も一緒に三人で手と手を握りながらお別れしました。
 御葬儀は坊守様、ご門徒の皆様の深い悲しみの内にしめやかにお勤めされました。永教寺には後継者がおらず困っておありましたところ、私の長女が嫁いだ松谷暢昭君が永教寺の後継者に決まりました。これも不可思議なご縁というものです。五月十八日、本山東本願寺第二十六世法主台下より、永教寺第四世住職として認証状の親受を承って参りました。
  今後ともご指導ご鞭撻くださいますようお願い申し上げます。

◎全道婦人大会参加申し込みされた方へ
 六月二十二日(火)慧林寺を出発〜午後四時半頃帰寺の予定です。持ち物は念珠・袈裟です。参加費は千円。昼食代と記念品代が含まれています。時間厳守でお願いします。

◎レクリエーション
旭山動物園に一緒に行きましょう
 日時 七月七日(水)
 費用 会員  二〇〇〇円
    会員外 三〇〇〇円
 時間 慧林寺 九時出発
 解散 慧林寺 午後六時半頃
ちょっと早い昼食を頂き、午後からたっぷりと見学の時間をとりました。是非会員問わず参加をお待ちしています。
※六月の婦人会定例法座はお休みです

■納骨壇をお持ちの方へ
八月十三日〜十六日の四日間は僧侶が控えております。読経ご希望の方は、一階寺務所にてお申し込みされますと、順次納骨壇前に僧侶が参りお勤め頂けます。
夫婦、個人壇をお持ちの方へ
 八月十三日(金)十二時三十分より夫婦、個人壇御本尊前(慧林寺会館地下一階)に於いて永代経のお勤めがあります。有縁の方は是非ご焼香ください。
声明講習

◎声明講習
6月10日(木)
7月9日(金)
8月9日(月)は自習となります
いずれも十一時より 費用は無料(昼食をご持参ください)
終了後定例法座にお参りください

去る五月八日 花まつりと誕生会が無事終了致しました。前日からのお手伝い等、皆様のご協力のおかげです。有り難うございました


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